5月末にMiKADO GARAGE BOOKSから発売された『トウキョウヘッド・ノンフィックス TOKYOHEAD -NONFIX-』。こちらの発売を記念し、ゲンロンカフェでトークイベントが開催されることになりました。

作者の海猫沢めろんさん、物語評論家のさやわかさん、そして原著『トウキョウヘッド 19931995』を書いた、故大塚ギチさんとも親交の深かった、弊社佐藤大が登壇します。

90年代。各地のゲームセンターから燃え上がったバーチャファイタームーブメントを、プレイヤー中心の視点で描いたルポルタージュ『TOKYOHEAD』。そして、あれから30年余経った今のプレイヤーたちを描いた『TOKYOHEAD NONFIX』。

なぜTOKYOHEAD NONFIX』は海猫沢めろんさんの手によって執筆されるに至ったのか。
ゲームセンターは、バーチャファイターは、そしてプレイヤーたちは今なにをしているのか。

是非ご覧ください!

2022 07/01 [Fri] 19:00〜22:00(開場18:00)@ゲンロンカフェ
海猫沢めろん × 佐藤大 × さやわか
「バーチャファイター」は世界を変えた
──幻のゲーマー文学『TOKYOHEAD』をめぐって

本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。

会場での当日券販売も行います。ただし、新型コロナウイルス感染症予防のために座席の間隔を広く確保しており、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。

登壇者への質問やメッセージなどは、下記の投稿フォームからお送りください。
イベントのなかで、お寄せいただいた投稿をご紹介させていただきます。

★質問・お便り募集フォーム(クリックで開きます)
※ イベント中の質疑応答は現地観覧の方が優先となります。進行によっては、フォームでいただいた質問・メッセージをイベント内でご紹介できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
 

【イベント概要】

『バーチャファイター』は、1993年に登場した世界初の3D格闘ゲーム。それまでの2D格闘ゲームと一線を画し、自由度の高い操作性とプレイヤー同士の駆け引きの奥深さで、当時のゲームファンに大きな衝撃を与えました。次作『バーチャファイター2』の人気が巻き起こしたブームは社会現象となり、スタープレイヤーたちはテレビをはじめメディアに取り上げられ、幅広い層に浸透していきました。

1995年に刊行されたライターの大塚ギチ氏による『トウキョウヘッド 19931995』(2020年に『トウキョウヘッド・完結編 -FINAL- 1993-2019』として復刊)は、新宿のゲームセンター「GAME SPOT 21」に集う「鉄人」と呼ばれた強豪プレイヤーたちとブームの熱狂を描いたノンフィクション小説。対戦格闘ゲームが生んだ新たなカルチャーシーンを記録したルポルタージュとして、いまも高い評価を得ています。

近年、大塚氏はその続編のための取材を重ねていましたが、2019年に急逝。大塚氏と深い関係にあり、ゲンロンから単行本『ディスクロニアの鳩時計』を準備中の作家の海猫沢めろん氏が、大塚氏の仕事を引き継ぐかたちで執筆した『トウキョウヘッド・ノンフィックス』が、今年5月に刊行されました。

ゲンロンカフェでは本書の刊行を記念して、海猫沢氏、脚本家の佐藤大氏、物語評論家のさやわか氏による鼎談イベントを開催します。佐藤氏は大塚氏とも親交が深く、自身が原案・脚本を担当した2013年のテレビドラマ『ノーコン・キッド ぼくらのゲーム史』では、大塚氏に企画の協力を打診。『バーチャファイター2』の撮影時に、本物の鉄人たちのプレイを収録するなどしました。また『トウキョウヘッド・ノンフィックス』刊行のクラウドファンディングの支援者としても参加しています。ゲームをはじめとして幅広いカルチャーに造詣が深いさやわか氏の司会進行のもと、「バーチャファイター」の革新と熱狂、それらに魅了された大塚氏と『トウキョウヘッド・ノンフィックス』について語り尽くします。

どうぞお見逃しなく!